平成30年度技能承継実践塾 オフィシャルサイト   2018/7/7 更新

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このサイトでは技能承継実践塾の活動を紹介していきます。
  
技能伝承を進める方々への情報を提供します。


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 NEWS


今年度の技能承継実践塾を進める企業が決まりました。

松本機械製作所は1938年創業の遠心分離機製造メーカーです。

工場内では多くの技術・技能があり、製品には固有技能が入っています。固有技能は企業として維持・発展させることが大切です。
←遠心分離機の回転部分(松本機械製作所のHPより)

松本機械製作所の工場




○4月19日に第1回の活動を展開。技術・技能伝承課題を整理して、テーマを設定しました。現在のOJT中心の技術・技能伝承から、計画的・組織的技術・技能伝承へとシフトすることが期待されます。

○製造している製品は遠心分離機です。特に重要な機能をテーマにして多くの学習ができるように工夫することが効率的です。

○次回までに、関連する標準書、図面、写真などを収集することになりました。また、CUDBASを実施する予定ですので、その準備をします。

    ○今年度の実践塾のスケジュールは下記の内容で進めます。
     








○6月5日に第2回の実践を行いました。前回、決定したテーマについて集められた資料を検討して、誰を対象にどの程度の技術・技能伝承を行うべきかをすりあわせました。
○テーマは「かき取り装置の組み立て」としました。
○特に、この作業者にはどのような能力が求められているかをリストアップしていきます。
CUDBAS手法を使って、短時間でまとめます。
         
@能力カードを書き上げていきます。
 図面を見ながら、何をすれば良いか、何が必要かを1枚1枚のカードに書きます。
Aカードを読み上げながら、分類します。
 85枚のカードが9つの仕事に分けられました。
        
B重要度の順に並べ替えて、模造紙に貼ります。
C完成したCUDBASチャートは貴重なリストです。  
 早速、パソコンで入力して検討していきます。
○この能力リストにあげられた能力項目について習得していれば、作業はできるはずです。早速、テキストの企画に入ることにしました。
○ベテランの方からこれらの能力項目のなかで暗黙知はどこかについて指摘してもらいました。この部分を中核にして、周辺の技能、技術を教材にくみ上げます。
○今回はここまでとして、次回までに作業動画を撮影して、技能分析と平行しながら、教材のイメージを固めることにしました。


  
○7月10日に作業を進めました。対象となる技術・技能について動画を作成し、それらを技能分析表に表現していくことにしました。動画は6日間の作業の中から繰り返し作業を除いて全て撮影されていました。
○作業手順書に代わるものとして今回の技能分析表作成をします。手順をまず書き落とし、動画を分類します。
  ○動画を動かしながら、ベテランにカンドコロをインタビュー。
←左が動画、右が技能分析表エクセル ←ハンドグラインダの動きを文章にします。
←インタビューは午後も継続
↑夕方には、技能分析表からマニュアルを作成しました。

←前半部分について技能分析表作成を完了。 ○今月の活動は作業動画から技能分析表への変換、技能分析表から技能マニュアルへの変換へと進展しました。
○今後は後半部分の技能分析表作成と、技能マニュアルへの変換を進めていきます。
○次回9月には作成されたテキスト、分析表、マニュアルを点検して完成度を上げていく予定です。

○8月は工場の移転作業があり、次回は新工場での作業となります。
この作業が新しい工場にふさわしい取り組みとなることを確信しています。

・作成した技能マニュアルをベテランの方にアドバイスをいただきながら、完成度を高めていきます。
 作成中は気づかなかった細かい内容が明瞭になるのがわかります。

・9月21日に作業を進めました。
松本機械製作所は新しい工場に移転し、蘭の香りがする新社屋で9月の活動が行われました。


・9月の活動は完成した技能分析表・マニュアルを点検することです。技能マニュアルの未完成部分についてメンバーで手分けして作成していきました。
・この後、訓練プログラム、教材作成について議論しました。

・次回までに以下の内容を詰めていくことを課題としました。
 @技能マニュアルの映像部分を完成させる
 A掻き取り装置の構造、原理部分のテキストを作成する
 Bトライアルを計画する
 Cシミュレーション教材を製作する

・パワーポイントソフトウエアで、動画入りの技能マニュアルの姿が現れてきます。