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 技術・技能教育研究所・森 和夫ホームページ 



合気柔術の暗黙知明確化研究成果の公開について
実践女子大学教授菅沢茂氏との共同研究で、「合気柔術」の暗黙知を明確化し、奥義を究めるマニュアルの製作を続けてきました。
この研究成果である「合気呼吸体動法マニュアル 〜大東流合気柔術秘伝の解明〜」を公開します。
※実践女子大学の教職課程では優れた教師の暗黙知を可視化して、教員養成を行っています。

<合気呼吸体動法の概要>
「合気呼吸体動法
アイキコキュウタイドウホウ」とは、現代合気道のルーツである「大東流合気柔術 ダイトウリュウアイキジュウジュツ」の免許皆伝に伝わる単独動作で、「合気之術 アイキノジュツ」の秘口伝 ヒクデンです。
これまでその内容は非公開でしたが、その秘密の技能や技術、思想が正しく伝承され社会に生 かされるよう、学生や社会人向けの教材を開発することにしました。
合気呼吸体動法の意義は
第1に、旧会津藩の上級武士に伝えられた簡明かつ実効性のある護身術という点にあります。
第2に、その基本動作の中に大東流合気柔術のすべての技法が含み込められています。
第3に、自分を中心とする地上半球体の宇宙観と、全方位への専守防衛、円満に融和する平和思想が込められています。
第4に、これらの呼吸を伴う静かで品の良い動作が、健康増進に役立ちます。
第5に、これらの基本動作の前に「阿吽アウンの呼吸法」をともなう「瞑想法
メイソウホウ」を行うことにより、精神修養にも大きな効果があります。
第6に、これらの動作そのものが、舞踏や舞踊など身体芸 術への発展性を含んでいます。

<合気呼吸体動法の内容構成>
○合気呼吸体動法を行うための準備
阿吽 アウンの呼吸法(5分程度)
瞑想法(10分程度)
○合気呼吸体動法(正の形)の技の構成
自然体に立つ
右転身
ミギテンシン、右拳突き ウケンヅキ
入り身投げ
イリミナゲ
一本取り
イッポンドリ
出て引いて出る
回転投げ
開掌突き
カイショウヅキ
四方投げ
シホウナゲ(合気投げ アイキナゲ
下段受け ゲダンウケ
上段受け
ジョウダンウケ(後ろ取り)


※合気呼吸体動法マニュアル 〜大東流合気柔術秘伝の解明〜  → こちら
動画を見たい方は「sugasawa1653b@yahoo.co.jp」(菅沢茂)まで問い合わせください。


2018年2月に、共同研究論文を実践女子大学教職課程年報、創刊号、pp.43-54 に掲載
菅沢茂、森和夫「授業の暗黙知を分析・検討するための教材開発研究−「暗黙知モデル教材」の開発過程−」






※大東流合気柔術の技法(基本編)
→ 
こちら