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 技術・技能教育研究所・森 和夫ホームページ 




クドバスとISOはベストマッチング 
 CUDBAS

   CUrriculum Development Method Based on Ability Structure


森 和夫




プログラム開発の要
仕事分析と必要能力の書き出しが早い



  
 CUDBASはグループ作業で進められる(NAGAI次世代マイスター塾から)

                     クドバスについては図書「人材育成の見える化」をご利用ください。ネット書店でも購入できます。


到達すべき人物像を明確にできる

身の回りにある仕事はどのような内容でしょうか?

どの職場でもどの仕事でも、この内容が意外に明らかになっていないものです。
これは仕事を推進する上で大きな障害をもたらします。
例えば、職員相互の仕事の分担、新規職員の採用、仕事の評価など・・・
どの側面をとっても障害になります。

とりわけ、「教育」では大きな障壁として眼前に現れます。
何故、教育訓練や能力開発において問題なのでしょうか?
それは到達すべき人物像が明確になっていないからです。
「最終的にどうなっていなければならないか」
を明確にしなければ、成果をあげ得る教育にはなりません。

ここで紹介するCUDBAS手法は、仕事の世界を描きあげていくことができます。
この手法を体験することで、
その仕事の専門性とは何か、その教育はどう行ったらよいか・・・
という課題に的確に応えることができます。


他に類を見ないスピード分析とわかりやすさ

CUDBASには下記のような様々な特徴があります。
特徴 1…「早くできる」
職務分析(ストップウォッチによる行動・時間分析)と比較すると、10分の1以下と言ってよいでしょう。
特徴 2…「手続きがシンプルで簡単である」
分析の仕方や言葉のまとめ方など、あまり多くの教育も必要としません。
特徴 3…「小集団による意思決定」
メンバー同士が互いに何を考え、何を求めているか知ることができます。
特徴 4…「第一人者であれば説得力がある」
分析する内容についてよく知る人であれば誰でも参加できます。
特徴 5…「記録が残る」
分析する途中の全てのプロセスは記録に残ります。
これがあることで、改訂や見直しはもちろん、他の方々への説明にも役に立ちます。
特徴 6…「応用範囲が広い」
現実に存在しない仕事、例えば新しい事業プロジェクトの仕事群を分析して明らかにすることもできます。


目標に合った内容と方法で展開

教育にはいくつかの備えていなければならない条件があります。
その一つが最終仕上がり像(到達目標)です。
この到達目標を設定できればその道筋(カリキュラム)を立てることができるのです。
「目標に合った内容と方法で展開し、評価を行う」これが原則です。

評価はまた、到達目標と学習者の能力評価が一致したかどうかを判断するものです。
あらゆる場面で最終仕上がり像が基準となり、判断のよりどころとなります。

研修において、
従来の方法では、漠然とした研修目標のまま研修プログラムが出来上がるため、
成果が見えない、わからないといった障害を引き起こします。

それに対しCUDBASは、すぐれた職業人のイメージを研修目標と定め、
そのイメージに合う仕事を1つ1つ分析し、細かく分解していきます。
分解した仕事と必要な能力のチャートを作成し、組み合わせて研修プログラムにします。


利用はアイデア次第

CUDBASでできることはどのようなことでしょうか?
次に掲げることはほんの一例です。考え方次第で、多くの可能性が広がります。
1.指導 研修プログラムの開発・作成 年間および月間教育計画表の作成
2.評価 保有する技術・技能の評価 職員の能力面のウイークポイントの検索 職員の現状把握と経営戦略への立案、教育計画の立案 新規事業の立ち上げ可能性についての能力面からの検証
3.教材作成 継続教育マニュアルの作成 OJTマニュアルの作成 テキスト、教材の開発
4.人事教育 管理職、マネジメント教育のツールとして実施 人事考課への活用 人事配置・プロジェクト担当チームの編成


CUDBAS作業の概要

CUDBAS作業では、次の5つのステップを実行します。
具体的に展開するには、
既刊図書
■「現場力を強める技術・技能の伝承1技術・技能の現状評価と伝承計画の作成」(社団法人 日本監督士協会)
■「技術・技能伝承ハンドブック」(JIPMソリューション)
に掲載の「専門的職業人の仕事と必要能力の分析マニュアル」を使って、読み上げながら実施するとよいでしょう。

1. 職場の熟練者について「何ができるか」「何を知っているか」「どんな態度が取れるか」で1件1カードに書き出す
2. それらのカードを仕事の単位でまとめていく
3. 重要度の順序で並べ直す
4. カードごとの水準を書き入れる
5. リスト図に転記する
@カードを書いて机上に広げる                      A仕事の単位でまとめる
C模造紙に貼る                          B重要度の水準に並べる


CUDBAS結果の実例

図はホテル従業員・レセプション部門について実際に作業した結果(抜粋)です。
仕事 能力-1 能力-2 能力-3 能力-4 能力-5 能力-6 能力-7 能力-8 能力-9 能力-10
1
チェックイン・アウト、会計をする
1-1 A 1-2 A 1-3 A 1-4 A 1-5 A 1-6 B 1-7 B 1-8 B 1-9 B 1-10 B
チェックインの手続きができる コンピュータの操作ができる 団体業務について知っている 各種プランの検索ができる 宿泊変更の対応がスムーズにできる 前受金をスムーズにお預かりできる 宿泊プラン類の特典を知っている 会計の業務を知っている 部屋代の料金の計算ができる チェックアウトができる
1-11 B 1-12 B 1-13 B 1-14 B 1-15 B 1-16 B 1-17 C 1-18 C
部屋毎の広さやレイアウトを把握できる 再度の来館を促す挨拶ができる 部屋の料金を総て把握できる 利用できるクレジットカードの種類を把握できる クレジットカードの利用限度額を知っている UG客情報を把握できる 高額客室を販売できる プレCHER/予約確認票,クーポン等内容を知っている
2
予約を受ける
2-1 A 2-2 A 2-3 A 2-4 A 2-5 A 2-6 A 2-7 A 2-8 B 2-9 B 2-10 B
当日の稼働率を把握できる 周辺ホテルの稼働状況を把握できる ブッキングコントロールの知識がある 先の予約状況を把握できる 予約の手続きができる 英語での予約問い合わせに対応できる 商品について知っている 高額料金の販売を促進できる 収入予算と現状を把握している 満室時のルームコントロールができる
3
さまざまなサービスをする
3-1 A 3-2 A 3-3 A 3-4 A 3-5 A 3-6 B 3-7 B 3-8 B
お客様同士の電話の取り次ぎ、伝言処理ができる FAX業務ができる メッセージが受けられる ホテル周辺のインフォメーション処理ができる 客室内機器(FAX, パソコン通信)やアメニティーを知っている 都内の観光などの情報を伝えられる 貴重品の出し入れができる ホテル内の施設のセールストークができる


■関連するサイトもご覧ください。


CUDBASに関するキーワード解説集(制作中)

  CUDBAS(クドバス)とは何か
  CUDBASの特徴
  CUDBASの普及状況
  CUDBASマニュアル
    CUDBASソフトウエア
  CUDBASの4ステージ
  CUDBASの適用実績
    TPM活動におけるCUDBASの役割
    CUDBAS上級セミナー(リーダー養成コース)テキスト目次
    CUDBASによる企業コンサルテーションの実際
  クリニカルラダーの意義
  クリニカルラダーの作成方法
  職業能力とは何か
    能力マップとは何か、どう作るか
  CUDBAS雑誌記事
  CUDBASカード




CUDBASに関するPDF論文

発刊年 論文タイトル PDF 掲載誌
2005  職業教育カリキュラム開発手法CUDBASの普及と改良
.  産業教育学研究誌 第36巻、第1号、単著
2000  給食調理サービス訓練におけるカリキュラム改善
 −変化に即応するカリキュラム改善システムの構築をめざして−
.  産業教育学研究誌 第30巻、第2号、松谷・山本・平山・新井・森(共著)
1998  看護婦の職業能力と養成カリキュラムの課題
 −看護職に求められる職業能力の実態調査から−
.  産業教育学研究誌 第28巻、第2号、村本・森(共著)
1998  CUDBASの発展とその展望 
 −職業能力評価の構造と体系化に関する研究序説−
 職業能力開発研究誌 第16巻、単著
1991  職業能力の分析に基づく職業教育カリキュラム開発の方法
 −CUDBASの原理と企業内教育指導員養成カリキュラム開発への適用−
 職業訓練大学校紀要 第20号B、単著
1990  公民館職員の専門性
 −DACUMによる職業能力の分析と研修プログラムの検討−
 職業訓練大学校紀要 第19号B、白井、西東・森(共著)






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→ちらしはこちら  →詳しい目次はこちら
■目次
Prologue  人材育成の「見える化」とは何か
Chapter1 人材育成の仕事、役割を考える
Chapter2 人材育成の企画をする
Chapter3 研修プログラムをつくる
Chapter4 研修の準備をする
Chapter5 研修の運営と評価をする
Chapter6 付録「役立つ人材育成ツール集@」の使い方


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