キーワード解説
「CUDBASの特徴と得られる成果」
森 和夫 技術・技能教育研究所
クドバスでできること
- 専門的職業人が保有する技術・技能の評価
- ウイークポイントの検索
- 新規事業の立ち上げ可能性についての能力面からの検証
- 職業人の現状把握と経営戦略への立案
- 教育計画の立案、教育システムの確立
- 継続教育マニュアルの作成
- OJTマニュアルの作成
- テキスト、教材の開発に活用
- 主任、職制教育のツールとして実施
- 人事考課への活用、処遇の決定
- 人事配置・プロジェクト担当チームの編成
- 問題解決手法への適用、発想法としての応用・・
従来のこの種の成果
- 工程順に書かれていて、この枠組みから出ない。目的が作業標準作成に偏る。
- 作業の無いものは書かない。表面的に見えるもの以外は書かない。隠れているものは記載されない。
- 文章が抽象的で仕事を具体的にする表現になっていない。
- 必ずしも仕事の全体像を反映していない。
- 教育という視点が欠落している。
仕事分析としてのクドバスの特徴
- 早くできる
- 手続きがシンプルで簡単である
- 小集団による意思決定による
- 第一人者であれば説得力がある
- 記録が残る
- 応用範囲が広い
- 仕事分析の方法として並ぶものがない
クドバスで得られる成果
- その仕事に必要な能力要件はほぼ全て書き上げられる。架空の仕事も分析できる。
- 重要度の順序で書かれる。必要度の高い順序で書かれる。
- 表現をリアルにすることで現場を再現できる。個人の能力リストである。
- 個人の能力評価を目的にしている。
- 教育プログラム作成を始めから意図している。
クドバス成果の利用の仕方
- 重要度(経営戦略)に対する、現状評価がすぐにできる。教育必要点の洗い出しが明解にわかる。
- 重要度の順に対する個人の能力の位置づけが明確になる。個人の能力開発目標が自分で設定できる。
- 社内の指導者の存在が検証できる。
- テキストの目次に使用できる。
- マニュアルの構成に使用できる。
- スポット研修とボトムアップ研修の有効性を検証できる。
予想されるメリット
- 計画的経営、体系的教育の背景となるデータを提供する。
- 個人の自己目標の設定や、目標管理にリンクさせることができる。
- 職場を構成する人材の能力把握、教育管理ができる。教育体系の確立と実施のための全ての資材・設備・教材のバックデータとなる。
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