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 技術・技能教育研究所・森 和夫ホームページ 





学生参加型授業の計画の仕方



森 和夫  技術・技能教育研究所



学生参加型授業は準備が大切だ。
学生にやらせるだけだから、見ていれば良いのが参加型というのは、始める前から失敗が待っている。
ここでは学生参加型授業の準備の仕方、計画の仕方について検討する。
ここに整理した内容は、実践に基づいているものばかりだ。



1.学生参加の目的を決める
・①学生がどのような状況かについて調査する
・②学生が主体的に取り組むようにする
・③学生が相互に交流することで互いの考え方や意見を理解し啓発しあう
・④体験・経験を通して学ばせる
・⑤教員との意見交換や問答などを通して学ばせる

2.授業展開を決める
・授業の目的を明確にする
・目的を達成するための授業展開(アウトライン)を構想する
・時間計画を立てる
・必要なアウトプットは何かを決めておく

3.学生の活動方法を決める
・問答・討議・バズセッション・インタビュー・ロールプレイ
・フィールドワーク・事例研究・レポート作成・ワークショップ
・シュミレーション・ゲーム

4.時間計画を立てる
・授業時間のうち、どの程度の時間を投入できるかを検討する。
・いくつのイベント、方法を用意するか考える。
・時系列で計画を作る。

5.用具・道具などの物の準備をする
・課題シートが必要であれば用意する。
・その他の小道具類を準備する。
・提出物、プレゼン用資材など
・配布に時間のかかるものは予め分けて、配布しやすいように準備しておく。
・回収の仕方についても予め決めておく。