本文へジャンプ 本文へジャンプ

 技術・技能教育研究所・森 和夫ホームページ 




キーワード解説

授業に使用する立場でパワーポイントを検討する


森 和夫  技術・技能教育研究所



パワーポイントを使った授業が多くなった。
しかし、これを使用した授業に問題は無いのだろうか。
改めてこれを検討することにしたい。








パワーポイント・ソフトの特徴
・スライド・プレゼンテーションが美しくできる。
・作成方法が用意で修正・改定がすぐできる。
・配布資料が同時に作成できる。
・テキスト・写真・動画・イラスト・表・サウンドが活用できる。
・アニメーションを作成できる。
・原稿を読まなくても、スライドに表示して活用できる。
・オフィスとの互換性、補完性がある。オフィスと併用すると高度な使い方が可能になる。





パワーポイント教材の落とし穴(1)
・容易にスライド化できるので、ページ数が増加しがちである。
・情報過多に陥りやすい。
・データの羅列に陥ることがある。
・シーケンスを考えながら作成するので上手に配列するにはスキルが必要になる。
・出来上がったシーケンスは変更がしにくい。
・パワーポイント教材で始めから終わりまで授業するのはイレギュラーと理解しなければならない。





パワーポイント教材の落とし穴(2)
・スクリーンを連続して見続けるのは疲労しがちになる。
・照明を落とした暗い教室になりがちで眠気を誘いやすい。昼過ぎの時間は要注意
・頁で区切られるので連続する内容は分断される。
・複数の提示がないので、単線型提示教材である。
・提示する図の大きさに制限がある。大きい図、小さい図。



  ←こちらもご覧ください。



徳島大学FDの歴史(2008年4月発行 発行者:徳島大学FD専門委員会)



授業評価アンケートによる講義の検討─ 2004年度前期調査結果の分析と提言─  
(大学教育センター 教育評価・FD 部門)


授業評価アンケートによる講義の検討(2) - 2004年度と2005年度の比較と学部学科別の検討を中心に-
(大学教育センター 教育評価・FD部門)


2005年、教育評価・FD部門 報告(東京農工大学大学教育センター)




←こちらもご覧ください




テーマ別PDF論文集まとめ [ 指導者論、指導方法論、大学教育FDは→こちら ]

1991  生産技術教育の方法理論(3)-スキルスタディ展開のバリエーション-  職業訓練研究誌 第9巻、単著
1990  生産技術教育の方法理論(2)-授業の分析によるアクティビティの抽出- .  職業訓練研究誌 第8巻、単著
1989  生産技術教育の方法理論-方法仮説と授業実験-  職業訓練研究誌 第7巻、久下・森(共著)



----------------------------------------------------

※森 和夫 略歴
職業能力開発、産業教育学・労働科学を専門とし、産業界を中心に活動。ライフワークは「技の上達」、博士(工学)。現在は技術・技能伝承、人材育成等のセミナー・講演の他、企業との共同研究、コンサルテーション、出版活動を行っている。現職は株式会社技術・技能教育研究所代表取締役、一般財団法人 職業教育開発協会代表理事。
主な経歴は東京農工大学教授(〜2006年3月)、徳島大学教授(〜2004年3月)、職業能力開発総合大学校教授、助教授、講師(〜2000年3月)。学会活動は日本産業教育学会、日本人間工学会、人類働態学会、日本教育心理学会などで活動。海外活動はJICAよりマレーシア、ガテマラ共和国、ボリビア、フィリピンに海外短期派遣専門家として派遣され技術教育の指導者養成を実施した。

基礎研究とプロダクツの関連
 技術・技能教育研究所の研究は「技術・技能研究」「職業能力研究」「指導技術研究」の3分野から構成されている。これらによって技能習熟理論が構築され、能力構造論として集大成される。この内容の基盤にあるものは能力論である。この基礎研究から幾つかのプロダクツが生み出された。仕事分析手法CUDBAS、指導技術訓練システムPROTS、技能伝承システム、技能分析手法SAT、生産技術教育の方法理論、人材育成の見える化コンセプト、開発的指導法がそれである。これらのプロダクツは時代のニーズに対応して応用プロダクツを生み出した。社会で、企業で利用され進化することで、広大なアプリケーションが生み出される可能性を秘めている。






GINOUKEN Essential シリーズ(2020年版)は→こちら
技術・技能教育研究所の研究開発成果のバックナンバーから最新の成果までを収録
技術・技能伝承 、技能分析・マニュアル作成、大学教育FD・指導方法、 看護教育・クリニカルラダー、クドバス



技術・技能伝承論文集


2020年度、セミナーを実施中




暗黙知指導の理論と実際セミナー、募集中


技術・技能伝承の中核テーマ


能力把握に基づく人材育成の方法セミナー、募集中



能力マップ作成講座












「人材育成の見える化」上巻
人材育成の「見える化」上巻 ~企画・運営編~→ちらしはこちら 
【仕様】A5判/並製/約230頁、付録CD-ROM  定価:3,150円(税込み)JIPMソリューション刊
人材育成の企画・運営から実際の指導までをわかりやすく解説! 付録のツール集で完全網羅!
■多くの企業にとって社員は「人財」であり、「人財」を育てる「人材育成」は重要なプロジェクトである。しかし、教育プロセスが「見える化」できないなどの理由から、有意義な教育になっていないのが現状である。本書はあらゆる読者に対応しており、仕事中心で実務的に書かれている。人材育成の問題を把握し、最適な方法や展開のしかたをわかりやすく解説している。
■目次
Prologue  人材育成の「見える化」とは何か
Chapter1 人材育成の仕事、役割を考える
Chapter2 人材育成の企画をする
Chapter3 研修プログラムをつくる
Chapter4 研修の準備をする
Chapter5 研修の運営と評価をする
Chapter6 付録「役立つ人材育成ツール集①」の使い方

「人材育成の見える化」下巻
人材育成の「見える化」下巻 ~実施・評価編~ ちらしは→こちら
予約は→株式会社JIPMソリューション 出版・教材開発事業部 営業販売グループ TEL. 03-6409-0353 まで
【仕様】A5判/並製/約300頁、付録CD-ROM  定価:3,360円(税込み)JIPMソリューション刊
人材育成の企画・運営から実際の指導までをわかりやすく解説! 付録のツール集で完全網羅!
■多くの企業にとって社員は「人財」であり、「人財」を育てる「人材育成」は重要なプロジェクトである。しかし、教育プロセスが「見える化」できないなどの理由から、有意義な教育になっていないのが現状である。本書はあらゆる読者に対応しており、仕事中心で実務的に書かれている。人材育成の問題を把握し、最適な方法や展開のしかたをわかりやすく解説している。
■目次
Chapter 1 教育ツールのつくり方、使い方
Chapter 2 教材をつくる(プリント教材、プレゼンテーション教材、技能マニュアル)
Chapter 3 講義指導をする
Chapter 4 OJT指導をする
Chapter 5 技能指導をする
Chapter 6 技能教育道場をつくる
Chapter 7 付録「役立つ人材育成ツール集②」の使い方と実例