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 技術・技能教育研究所・森 和夫ホームページ 




キーワード解説

技能教育道場の作り方
森 和夫






■「道場」について辞書で調べると次のように記載されている。
「武芸の修練を行う場所。また、広く心身の鍛錬などを行う場所。」

■技能教育道場とは次のような場所と考えている。
  @SJTを行うための全ての機材、マニュアルなどが用意された教育場所のこと
  Aこの場所で自学自習とコーチングによる教育が受けられる
  B教育成果が常に「見える化」されていて、学習の進度が把握できる。
  C訓練課題は典型課題のような、成果が確保できる内容とする。
  D道場の構成は下記の内容からなる。
    〇技術・技能伝承マニュアル、訓練課題、学習の仕方ボード
    〇管理ボード(学習進度表)、小道具・設備・道具、見本

■道場のレイアウトには目的に合わせて図のような配置が効果を上げる。





■訓練課題設定のファクターには次のような内容をあらかじめ考えておくと良い。
  〇力量検査法か、制限時間法か
  〇ワークサンプリングか、全作業か
  〇条件、方法、結果の因果関係を習得するか
  〇判定の確実さを高めるか、不良の原因を探らせるか
  〇不良の程度を判定させて修正をかけ、良品にするか・・・・  など

■訓練課題タイプとして判定型暗黙知を設定して、その進め方を紹介しよう。




■道場のセットアップの方法
 技能教育道場のセットアップの手順は下記のようにして行うと良い。
  1.目標設定
  2.基本デザイン
  3.課題設定
  4.小道具試作品開発
  5.トライアル
  6.実施キット開発
  7.レイアウト

■道場には管理ボードが欠かせない。これによって学習を管理できる。



■道場は学習にとって最適な環境となるように、使いやすく設置する。
道場に置く小道具は、学習課題を実施するに必要な装置、小物類、手道具、消耗品などをいう。





■道場には管理者をおいて、管理を任せると良い。管理者は概ね、下記の仕事を行う。
 @メンテナンス、点検、トラブル対応、修理
 A学習セットの収納とセットアップ
 B学習者の認定、表彰
 C学習者一言コメントの収集と公開
 D新学習セットの開発



■2013年、JR東日本グループ、東北交通機械(株)新幹線支店   技能教育道場でのSJT教育風景

※東北交通機械株式会社と東日本トランスポーテック株式会社は、2015年にJR東日本テクノロジー株式会社として統合されました。


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